限定酒・更新 2026-10-26

ひやおろしはいつから?しぼりたて・秋あがりとの違いと発売日の調べ方

ひやおろしは秋、しぼりたては晩秋から。発売日は蔵ごとに違います。

かんたんに言うとひやおろしは、冬に仕込んだ酒を夏のあいだ蔵で寝かせ、秋に出す季節の酒です。クラドキが蔵の公式で確かめた2026年の23品では、早いものは8月中旬、いちばん多いのは9月で、遅いものは10月1日でした。全国で一斉の解禁日は確かめられず、発売日は蔵ごとに違うので、行きたい蔵・買いたい蔵の公式のお知らせで確かめます。

「ひやおろし」「しぼりたて」「秋あがり」は、どれも季節の限られた日本酒につく言葉です。ただ、どれも法律で決まった表示ではなく、いつ出すか・どう造るかは蔵ごとに少しずつ違います。ここでは、国税庁の「清酒の製法品質表示基準」と酒造工程の資料、広島県の解説、各蔵の公式のお知らせを2026年10月26日に確かめ、言葉の意味をかみくだいて説明します。発売日の例は、クラドキのデータ(新潟・関東・灘・伏見の蔵の公式のお知らせから書き起こしたもの)にある値だけを使い、数え上げて表にしました。2027年の発売日は、発表されたもの以外は「未発表」です。

この記事のポイント

  • 2026年のひやおろし・秋あがり23品(クラドキのデータ)では、発売は8月が8品、9月が14品、10月が1品で、いちばん早い日付は鍋店の8月19日、遅いのは中沢酒造の10月1日でした。
  • しぼりたて(新酒)は、菊水酒造が2026年10月19日、石川酒造が10月22日に出荷を始め、ほかの蔵も11月〜翌年3月にかけて順に出します。
  • 国税庁の表示基準で決まっている「生」の言葉は「生酒」(一切加熱しない)と「生貯蔵酒」(出荷のときだけ加熱)で、ひやおろしに多い「生詰め」は基準にない蔵ごとの言い方です。
  • 酒造年度は7月1日から翌年6月30日までで、2026年秋にしぼる新酒は令和8酒造年度の造りになります。
  • 蔵開き限定酒は、2026年は石川酒造(福生蔵開き)と櫻正宗が11月7日、神戸酒心館が11月14日の蔵開き当日に会場で売ります。

ひやおろしはいつから?2026年は8月中旬から9月が中心

ひやおろしは、2026年は早い蔵で8月中旬に出て、いちばん多かったのは9月でした。クラドキのデータには、2026年に出たひやおろし・秋あがりが23品あります。このうち12品は蔵の公式に発売日(出荷開始日)まで書かれていて、残りの11品は「発売しました」というお知らせの日付や「9月上旬から」といった時期の書き方だけがわかっています。

日付までわかる12品を早い順に並べると、鍋店(千葉県神崎町)の8月19日、京姫酒造(京都・伏見)の8月21日、東灘醸造(千葉県勝浦市)の8月24日、菊水酒造(新潟県新発田市)と大洋酒造(新潟県村上市)の8月27日と続きます。9月に入ると、西岡本店(茨城県桜川市)・稲葉酒造(茨城県つくば市)・増田德兵衞商店(伏見、月の桂)が9月1日、朝日酒造(新潟県長岡市、久保田)と梅一輪酒造(千葉県山武市)が9月2日、石川酒造(東京都福生市)が9月3日です。いちばん遅かったのは、中沢酒造(神奈川県松田町)の10月1日でした。

このように、同じ「ひやおろし」でも、蔵によって1か月半ほどの幅があります。「ひやおろしは◯月◯日から」と一つの日で決まっているわけではないので、気になる蔵ごとに確かめるのが確実です。

2026年のひやおろし・秋あがりの発売月(クラドキのデータ23品・各蔵の公式で2026年10月25日確認)
発売の月日付まで公式にある月だけわかる合計
8月5品3品8品
9月6品8品14品
10月1品0品1品
合計12品11品23品

数え方について

「月だけわかる」は、発売日が書かれておらず、公式のお知らせの日付(例:「発売開始いたしました」が8月18日付)や、公式の時期の書き方(例:「9月上旬〜10月下旬頃」)で月を数えたものです。実際の発売はお知らせより前のことがあります。

菊水酒造(ひやおろし8月27日・しぼりたて10月19日)大洋酒造(ひやおろし生詰原酒)西岡本店(花の井)

ひやおろしの解禁日は決まっている?全国共通の日は確かめられませんでした

ひやおろしには、ボージョレ・ヌーヴォーのような全国共通の解禁日は確かめられませんでした。クラドキが見た国税庁の表示基準や、新潟・関東・灘・伏見の各蔵のお知らせには、どこかの酒造組合が決めた一斉の発売日は書かれていません。

実際、上の表のとおり、2026年の発売日は8月19日から10月1日までばらばらでした。地域や酒販店のグループで日をそろえて売り出す例があると言われることもありますが、どの団体の取り決めかを一次情報で確かめられなかったので、この記事では特定の日付を「解禁日」として紹介しません。

買う側としては、「9月になったら出そろう」と考えておき、早く欲しい蔵は8月中旬から公式のお知らせを見ておくのが現実的です。

ひやおろしとは?冬に造り、夏を越して秋に出す酒

ひやおろしは、冬に仕込んでしぼった酒を、夏のあいだ蔵の中で寝かせ、秋に出荷する季節限定の酒です。菊水酒造は自社のひやおろしを、厳冬に仕込んだ純米吟醸を低温の蔵でひと夏寝かせ、秋の訪れとともに出す酒と案内しています。

名前の「ひや」は、加熱しない(冷たいままの)状態のことです。菊水酒造は、容器に詰めるときに火入れ(加熱して殺菌すること)をせず、そのまま蔵から出すと説明しています。広島県の解説「徹底解剖!ひろしまラボ」でも、ひやおろしは「生詰め酒」の一種で、火入れが1回だけのため、熟成のまろやかさとみずみずしさの両方が残る、と紹介されています。

商品名の付け方も蔵によって違います。大洋酒造は「特別純米 ひやおろし生詰原酒 大洋盛」、鍋店は「原酒生詰」と、造りの言葉をそのまま名前に入れています。西岡本店のように、ひやおろしとして季節限定で出す酒に「漸-yaya-」という別の名前を付けている蔵もあります。

鍋店(不動・ひやおろし8月19日)京姫酒造(伏見・ひやおろし8月21日)

火入れ・生詰め・生酒の違いをくらべる

日本酒は、しぼったあと何回加熱するかで呼び名が変わります。国税庁の酒造工程の図では、ふつうの日本酒(一般の清酒)は、貯蔵する前と、瓶に詰めるときの2回、火入れをします。

国税庁の「清酒の製法品質表示基準」がラベルに書く条件を決めているのは、「生酒」と「生貯蔵酒」です。生酒は、できてから一切加熱していない酒。生貯蔵酒は、加熱しないで貯蔵し、蔵から出すときに加熱した酒です。生酒には、保存や飲むときの注意をラベルに書くことも決まっています。

一方、ひやおろしに多い「生詰め」は、この基準には出てきません。広島県の解説では、貯蔵の前に1回だけ火入れし、瓶に詰めるときは火入れしない酒とされています。つまり生酒とは違い、一度は加熱してあります。同じ基準で「原酒」は、できたあと水を加えてアルコール分を調整していない酒のことです。

火入れの回数による呼び名(国税庁の表示基準・酒造工程図、広島県の解説による)
呼び名貯蔵の前詰めるとき表示基準
一般の清酒火入れする火入れする特になし
生詰め火入れするしない基準にない言葉
生貯蔵酒しない火入れする条件が決まっている
生酒しないしない条件と注意書きが決まっている

ここがポイント

ひやおろしの造りは蔵ごとに違います。火入れの回数は、ラベルや蔵の商品説明の「生酒」「生詰」「原酒」の文字で確かめるのが確実です。

秋あがりとは?ひやおろしとの違い

秋あがりは、夏を越えて秋口に熟成が進み、味がととのった状態を表す言葉です。梅一輪酒造は、新酒のころは荒々しかった味が、熟成で香りと味のバランスがととのった状態、と説明しています。

ひやおろしが「詰めるときに火入れをせず秋に出す」という出し方の名前なのに対して、秋あがりは「秋に味がととのった」という酒の状態の名前、と分けて考えるとわかりやすいです。ただ、どちらも夏を越して秋に出す点は同じで、商品名としては蔵が好きな方を選んで使っています。

クラドキのデータでは、朝日酒造の「久保田 千寿 秋あがり」(2026年9月2日出荷)、梅一輪酒造の「秋あがり純米酒 風立ちぬ」(9月2日出荷)、君の井酒造の「君の井 純米 秋あがり」(8月18日のお知らせで発売開始)、外池酒造店の「純米酒 秋あがり 月さんらん」(8月27日のお知らせで発売)、泉酒造の「仙介 特別純米 秋あがり原酒・一火」(9月4日のお知らせで発売中)が、秋あがりの名前で出ています。この記事の表では、ひやおろしと同じ秋の酒として数えています。

朝日酒造(久保田)梅一輪酒造

しぼりたて(新酒)とは?時期は10月中旬から翌年3月ごろ

しぼりたては、その年の造りで最初のころにしぼった酒を、間をおかずに出すものです。新酒・初しぼり・あらばしりなど、蔵によって名前が違います。クラドキのデータでは、早いものは10月中旬に出て、11月〜12月に増え、春まで続きます。

2026年の秋に出たものでは、菊水酒造の「冬季限定 菊水しぼりたて生原酒」が10月19日、石川酒造の「多満自慢 あらばしり」「さらさらにごり」と直売店で売る「しぼりたてかめぐち」が10月22日に出荷を始めました。菊水酒造は、このしぼりたて生原酒を、水を加える調整も加熱殺菌も一切しない造りと説明しています。

これから出るものもあります。飯沼本家(千葉県酒々井町)の「酒々井の夜明け」は、初しぼりの日に上槽(もろみをしぼって酒と酒かすに分けること)から24時間以内に瓶に詰めて出す完全予約制の酒で、2026年は11月6日に出荷します(予約は10月23日で締め切り)。松本酒造(伏見)の「桃の滴 しぼりたて」は受注生産で、出荷は12月初旬の予定と案内されています。

2026〜2027年の冬に出る分で、まだ日付が発表されていない蔵もあります。玉川酒造(新潟県魚沼市)は「冬季限定(11月下旬〜3月下旬)」、大澤本家酒造(兵庫県西宮市)は「1月初旬から」と、時期だけを公式に書いています。

しぼりたて・新酒が出る時期(クラドキのデータ20品・2025年秋〜2026年の実績と2026年の発表分)
時期品数例(蔵・日付)
10月6品菊水酒造 2026年10月19日、石川酒造 10月22日、小澤酒造 一番汲み(10月下旬)
11月6品稲葉酒造 2025年11月4日、飯沼本家 2026年11月6日(予約制)、東灘醸造 2025年11月10日
12月4品花の友 2025年12月4日、藤橋藤三郎商店 12月10日、松本酒造(12月初旬の予定)
1〜3月4品藤橋藤三郎商店 2026年1月20日、お福酒造 2月19日、小泉酒造 3月1日

石川酒造(多満自慢)飯沼本家(酒々井の夜明け)小澤酒造(澤乃井)

新酒はいつの酒?「酒造年度」で数えます

日本酒の「年」は、カレンダーの1月〜12月ではなく、7月1日から翌年6月30日までの「酒造年度」で数えるのがふつうです。国税庁の鑑評会の案内でも、令和6酒造年度を「令和6年7月1日〜令和7年6月30日」と書いています。

この数え方だと、2026年10月にしぼった新酒は令和8酒造年度(2026年7月1日〜2027年6月30日)の造りです。石川酒造が2026年10月22日に出した酒を「令和8年度の新酒」と呼んでいるのは、この区切りに合います。反対に、小泉酒造(千葉県富津市)が2026年3月1日に売り出したしぼりたては、公式で「令和7酒造年度」の酒とされています。同じ2026年に出た酒でも、造りの年度が違うわけです。

ひやおろしも同じ考え方で、2026年秋に出るひやおろしは、前の冬(令和7酒造年度)に仕込んだ酒です。

なお、ラベルに書く「製造時期」は、酒を瓶などに詰めた時期のことで、しぼった日や仕込んだ年とは別です。国税庁の表示基準では、書くかどうかを蔵が選べる項目です。

しぼりたてとひやおろしの違いを一覧で

しぼりたてとひやおろしの大きな違いは、しぼってから出すまでの時間です。しぼりたては、しぼってすぐ出すので、新しい年度の造りの最初の酒になります。ひやおろしは、前の冬に造った酒を半年ほど寝かせてから出します。

つまり、秋の10月ごろには、前の冬に造ったひやおろしと、新しくしぼったしぼりたてが同じ店先に並ぶことがあります。石川酒造は、2026年9月3日にひやおろし、10月22日に新酒を出していて、ひと秋のうちに両方が出ています。

しぼりたて(新酒)とひやおろしのくらべ(各蔵の公式と広島県の解説による)
項目しぼりたて(新酒)ひやおろし
仕込む時期その年の秋〜冬前の年の冬
出る時期10月中旬〜翌年3月ごろ8月中旬〜10月ごろ
寝かせる期間ほとんどない夏を越す
火入れしない「生」が多い詰めるときはしない(生詰め)が多い
酒造年度新しい年度の造り前の年度の造り
2026年の例菊水酒造 10月19日菊水酒造 8月27日

蔵開き限定酒とは?2026年秋の例

蔵開き限定酒は、蔵開き(蔵を一般に開いて新酒を売ったり試飲したりする日)の当日に、その会場で売る酒です。多くは、その時期にしぼった新酒や、ふだんは店に出さない酒です。

2026年11月7日の「第5回福生蔵開き」では、石川酒造が「蔵開き酒 2026」を会場で売ります。同じ11月7日の櫻正宗(神戸市東灘区)の蔵開きでは「蔵開き限定しぼりたて原酒」、11月14日の神戸酒心館の「福寿 蔵開き」では、しぼりたて新酒や限定酒が会場で売られます。もう終わったものでは、10月24日の伏見酒回廊で、増田德兵衞商店が当日の朝に搾った新酒「抱腹絶倒」を用意しました。

蔵開きの会場へは、電車とバスで行くのが基本です。福生蔵開きは石川酒造と田村酒造場の2蔵合同で、両蔵のあいだはシャトルバスです。櫻正宗は、お酒を飲む人の車・バイク・自転車での来場はできないと案内しています。試飲や振る舞い酒は、車や自転車で来た人は飲めません。

2026年の蔵開き限定酒(クラドキのデータ・各蔵の公式で2026年10月25日確認)
蔵日付限定酒状況
石川酒造11月7日蔵開き酒 2026発表済み
櫻正宗11月7日蔵開き限定しぼりたて原酒発表済み
神戸酒心館11月14日しぼりたて新酒・限定酒発表済み
増田德兵衞商店10月24日当日朝に搾った新酒終了
第一酒造10月24日マルシェ限定酒(50本)終了

福生蔵開き(2026年11月7日)櫻正宗(蔵開き11月7日)神戸酒心館(福寿 蔵開き11月14日)伏見酒回廊蔵開きの一覧(2026年・2027年)蔵開きの楽しみ方と持ち物

どこで買える?蔵の直売所と蔵の通販

ひやおろしやしぼりたては、酒販店のほか、蔵の直売所と蔵の公式の通販で買えます。数の少ない限定酒は、蔵でしか売らないものもあります。

蔵でしか買えない例では、石川酒造の「しぼりたてかめぐち」があります。直売店「酒世羅」で売る敷地限定・季節限定の酒で、売店の案内では11月からゴールデンウィークごろまでとされています。花の友(千葉県山武市)の「にごり生酒 雪のたより」は直売所とネットショップで売る少量の新酒で、なくなり次第終わりです。

通販で買うときは、予約や受注の期間に気をつけます。飯沼本家の「酒々井の夜明け」は予約が10月23日で締め切られ、発売日に届くのは関東地区だけです。松本酒造の「桃の滴 しぼりたて」は、10月13日〜11月14日に注文を受けて12月初旬に一斉に出荷する受注生産です。月の桂(増田德兵衞商店)のひやおろしは、9月1日に出て10月2日に完売の知らせが出ました。

生酒は加熱していないので、蔵の案内にある保存の方法(冷蔵など)を守ります。直売所へ行くときは、電車・バスの駅からの行き方と、売店の休みの日を先に見ておきます。売店で試飲ができる蔵でも、車や自転車で来た人は試飲できません。

直売所のある酒蔵を探す花の友(雪のたより)松本酒造(桃の滴)酒蔵見学のマナーと飲酒運転の注意

ひやおろし・新酒の発売日の調べ方

発売日は、蔵の公式のお知らせで確かめるのがいちばん確実です。蔵によっては、季節の酒のページに発売の月をまとめて書いています。吉乃川(新潟県長岡市)は、季節の酒のページに「新米新酒 純米」を2026年11月発売、「ひやおろし 純米」を2027年9月発売と書いています。

  1. 去年の発売日を見て、目安の月をつかむ

    クラドキの蔵のページには、去年の発売日(実績)と確認日を載せています。去年8月27日に出た蔵なら、今年も8月下旬から気にしておく、という使い方です。ただし、去年の日付は今年の日付ではありません。

  2. 蔵の公式のお知らせ・新着情報を見る

    多くの蔵は「ひやおろしできました」「初しぼり出来ました」といったお知らせを、出す日かその少し前に載せます。商品ページの「◯月発売」「◯月上旬〜」の書き方も手がかりになります。

  3. 予約・受注の期間を確かめる

    予約制や受注生産の酒は、発売日より前に締め切られます。2026年は飯沼本家が10月23日、松本酒造が11月14日で締め切りでした。

  4. 蔵開き限定酒は蔵開きの告知を見る

    蔵開き限定酒は、蔵開きの告知の中で案内されることが多いです。2027年の蔵開きの日程は、ほとんどの蔵がまだ未発表です。

  5. 出かける前にもう一度確かめる

    限定酒は数が少なく、完売のお知らせが出ることもあります。直売所へ行く日の前に、在庫や売店の営業日を公式で確かめます。

つまずきやすいところ

  • 「ひやおろしは9月から」と思い込む:2026年は8月中に出た蔵が8品ありました。早く欲しい蔵は8月中旬から見ておきます
  • 全国一斉の解禁日があると思い込む:確かめられた範囲では、発売日は蔵ごとに違います
  • ひやおろしはすべて生酒だと思う:ひやおろしに多い生詰めは、貯蔵の前に一度火入れしています。生酒とは別です
  • しぼりたてとひやおろしを同じ年の酒だと思う:同じ秋に並んでも、ひやおろしは前の年度、しぼりたては新しい年度の造りです
  • 去年の日付を今年の発売日と思う:去年の実績は目安です。2027年の日付は、発表されたもの以外は未発表です
  • 予約制の酒を発売日に買いに行く:予約や受注は発売日より前に締め切られることがあります
  • 車で直売所や蔵開きに行って試飲しようとする:車・自転車の人は試飲できません。電車・バスで行きましょう

買う前・出かける前のチェックリスト

  • 買いたい蔵の、去年の発売日(クラドキの蔵のページ)
  • 今年の発売日のお知らせが出ているか(蔵の公式)
  • 予約・受注の締め切り日があるか
  • 通販で届く地域と、届く日
  • 生酒かどうかと、保存の方法
  • 直売所の営業時間と休みの日
  • 電車・バスでの行き方(試飲する人は車・自転車で行かない)

蔵開きの一覧で日程を見る合同の蔵開き・酒まつりの一覧

まとめ

  • ひやおろしは冬に造って夏を越し、秋に出す酒です。2026年のクラドキのデータ23品では8月が8品、9月が14品、10月が1品でした。
  • 全国共通の解禁日は確かめられず、発売日は蔵ごとに違います。蔵の公式のお知らせで確かめます。
  • しぼりたて(新酒)は、2026年は菊水酒造の10月19日、石川酒造の10月22日から出始め、翌年3月ごろまで各蔵が順に出します。
  • 生酒は一切加熱しない酒、生詰めは貯蔵の前に一度だけ火入れした酒です。表示の条件が決まっているのは生酒・生貯蔵酒・原酒などです。
  • 蔵開き限定酒は蔵開きの当日に会場で売られます。会場へは電車・バスで行き、車・自転車の人は試飲できません。

よくある質問

ひやおろしはいつから売られますか?

蔵によって違います。クラドキのデータにある2026年の23品では、早いものは8月中旬(鍋店の8月19日など)、いちばん多いのは9月、遅いものは中沢酒造の10月1日でした。買いたい蔵の公式のお知らせで確かめてください。

ひやおろしの解禁日は9月9日ですか?

クラドキが確かめた範囲では、全国の酒造組合などが決めた共通の解禁日は見つかりませんでした。2026年の発売日は蔵ごとに8月19日から10月1日まで分かれていたので、特定の日を解禁日とは紹介していません。

ひやおろしとは何ですか?

冬に仕込んでしぼった酒を、夏のあいだ蔵で寝かせ、秋に出す季節限定の酒です。詰めるときに火入れ(加熱殺菌)をしない「生詰め」で出すものが多く、菊水酒造は冷やのまま蔵から出すと案内しています。

秋あがりとひやおろしの違いは何ですか?

ひやおろしは「詰めるときに火入れせず秋に出す」という出し方の名前、秋あがりは「夏を越して秋に味がととのった」という状態の名前と考えるとわかりやすいです。どちらも夏を越して秋に出す酒で、商品名としてどちらを使うかは蔵が決めています。

しぼりたて(新酒)はいつ出ますか?

早いものは10月中旬で、2026年は菊水酒造が10月19日、石川酒造が10月22日に出荷を始めました。11月・12月に出す蔵が多く、1月〜3月に出す蔵もあります。

生酒と生詰めは同じですか?

違います。国税庁の表示基準では、生酒はできてから一切加熱しない酒です。生詰めは基準にない言葉ですが、広島県の解説では貯蔵の前に1回だけ火入れし、詰めるときは火入れしない酒とされています。

酒造年度とは何ですか?

日本酒の造りの年の区切りで、7月1日から翌年6月30日までです。2026年秋にしぼる新酒は令和8酒造年度、2026年秋に出るひやおろしは前の冬に仕込んだ令和7酒造年度の造りになります。

蔵開き限定酒は通販で買えますか?

蔵開き限定酒は、蔵開きの当日に会場で売るものが基本です。2026年は石川酒造・櫻正宗が11月7日、神戸酒心館が11月14日の蔵開きで売ります。通販での扱いは各蔵の公式で確かめてください。

直売所に車で行って試飲できますか?

できません。車や自転車で来た人は試飲できません。直売所や蔵開きには、電車・バスで行きましょう。櫻正宗の蔵開きのように、飲む人の車・バイク・自転車での来場をはっきり断っている蔵もあります。

出典と確認日

飲酒運転は法律で禁止されています。車・自転車で来た人は試飲できません。電車・バスで行きましょう。日程・条件は変わることがあります。お出かけの前に、各蔵・主催者の公式の最新情報を確認してください。